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第76話 会えない四日間で、俺の生活もちゃんと進んでいた

last update Fecha de publicación: 2026-10-18 21:17:21

第76話 会えない四日間で、俺の生活もちゃんと進んでいた

 陽菜が合宿へ行って四日目の朝、俺は目を覚ましてから十五分ほど、彼女のことを考えなかった。

 歯を磨いて、水を飲み、冷蔵庫に残っていたパンを焼いて、今日の予定を確認する。そこまでやってからスマートフォンを手に取り、陽菜とのやり取りが昨夜の「おやすみ」で終わっているのを見て、初めて「ああ、今日も合宿か」と思い出した。

 別に不思議なことではない。

 四六時中ひとりの人間のことを考えて生活しているほうが、むしろ不自然だと思う。

 そう思ったのに、なぜか少しだけ後ろめたかった。

「何でだよ」

 誰もいない台所で呟く。

 昨日までは、陽菜から連絡が来ないだけで気になっていた。それなのに今日は、起きてから十五分も完全に忘れていた。

 十五分くらいで大げさだとも思う。

 でも、感情というのは、大げさだと分かれ

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